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【熊本】黒川温泉「歴史の宿 御客屋」で、自慢のお風呂を堪能してきた!

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全国的にもその名が知られる人気の温泉地、【黒川温泉】。黒川温泉に来たならば、憧れの温泉宿に宿泊してみたいものですよね。30軒あまりの温泉宿は離れの宿が多く、おこもり滞在にもぴったり。
各宿には自慢の温泉や料理などさまざまな特色があるのですが、今回はそんな中でも、黒川一の歴史を誇る、創業300年の「歴史の宿 御客屋(おきゃくや)」に、1泊2食付きで泊まってきたのでレポートしたいと思います。

※この記事は2022年2月時点での情報です。休業日や営業時間など最新の情報は、各施設・店舗へお問い合わせください。

口コミ高評価の大人気宿。いったいどんな宿…!?

御客屋

「歴史の宿 御客屋」の創業は明治中期。黒川温泉の中でもっとも古い歴史があり、明治以前、肥後細川藩の御用宿だった老舗旅館です。筑後川の支流の田の原川沿いにあるこのお宿は全13室のこぢんまりとした、昔懐かしい雰囲気と居心地の良さを与えてくれる温泉宿です。
旅行予約サイト「じゃらん」での口コミ評価をみてみると、料理・接客ともに4.9!風呂や清潔感も4.8と全てにおいて高評価となっています。
確かに、歴史を感じる建物なのですが、どこもかしこも黒光りするほどしっかり磨きこまれており、至る所まで清掃が行き届いているようで清潔感が素晴らしかったです。

純和風の心安らぐ部屋。窓から眼下に湯あかりが見える部屋もあり!

御客屋

この日宿泊したのは1階のお部屋、「かじか」です。
御客屋の中でも広めのお部屋だそうで、川沿いの角部屋。2名の宿泊には十分すぎるほどの広さでした。
三方に窓があり、田の原川が真下に見えます。素朴で温かみのあるお部屋は大変心地良く、どこか懐かしさも感じさせてくれ、日常の疲れを癒すには最高な空間でした。

アメニティーは、チェックイン時にフロントで受け取るシステム。洗面所とウォシュレットトイレが付いています。

御客屋

各部屋には香炉が置かれていて、お茶の良い香りを焚いて宿泊客をもてなしてくれます。消臭効果にも優れているそうで、お土産品としても人気なんだとか。癒される~!

泉質は6年前の震災後に変わり、以前より柔らかくなったそう!?

御客屋

さて、続いては自慢の温泉をいくつかご紹介します。
温泉は、雰囲気が異なる露天風呂・半露天風呂・内湯・貸切風呂と全部で7カ所あります。
貸切風呂以外の風呂は男女交代制なので、夜風呂と、朝風呂は違う温泉が楽しめます。

写真のお風呂は大人10人が浸かっても余裕の広さという露天風呂「代官の湯」。
300年にわたってこんこんと湧き出るお湯は、気温・湿度により、透明~白濁と刻々と色を変えるそう。
その昔、細川護久公も愛用していたといわれており、効能豊かな泉質の名湯です。
ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉で、アルカリ性の柔らかい肌触りが特徴。美肌効果の高い泉質です。

御客屋

こちらは名物の立ち湯「里の湯」です。
半露天風呂の手前には「寝湯」、奥に二本の丸太に掴まって浸かる水深130cmの「立ち湯」が備わっており、胸近くまでの深さに立ったままで入浴します。

御客屋

檜をふんだんにあしらった重厚な造りの内湯「姫肌の湯」です。
檜の香り漂い、湯の正面の大きく開いた窓からは、渓流沿いの風景と爽やかな風が入り、時間を忘れてしまいそうなほどリラックスできました。

御客屋

300年前の元湯といわれる「古の湯」は、「姫肌の湯」と脱衣所で繋がっている半露天風呂です。昔の湯宿の趣を感じさせ、ほんのり白濁した湯が特徴。
このように、趣の異なる魅力的な温泉が揃っているので、夜も朝も、素晴らしい温泉を思う存分堪能できました。

手間と愛情をたっぷり注いだ、食材本来のまっすぐな味わいを楽しもう!

御客屋

温泉を楽しんだ後は、お楽しみの食事の時間へ移ります。
案内されたのは、地下にある食事処。大正・明治・昭和や、阿蘇・九重といった名のついたお食事処は、お座敷ではなく、基本はテーブル+椅子席。リクエストをすれば部屋食も可能だそう。(プラス料金で、2名まで)

この日の夕食は、「くまもとあか牛のセイロ蒸しプラン」をいただきました。

自家製梅酒から始まり、先付、前菜、御造り、刺身~…と、計12品ほどの大ボリューム。 自家製梅酒は、御客屋の畑で育った梅を使用しているそう。甘みは少なく、すっきりとした味わいでとっても飲みやすい。

御客屋

メインは、あか牛のセイロ蒸しなのですが、特選ロース肉の柔らかさが尋常じゃない!だからといって脂っこいわけでもなく、あか牛は本当に質の良いお肉なんだと実感しました。これで低カロリーなんて、いくらでも食べたくなります!

そして、特に感動したのは、写真の前菜。
自家農園の季節野菜とピクルスなどが盛り付けられているのですが、この真ん中のマヨネーズが本当においしかった。自家製のビーガンマヨネーズとのことで、豆乳などを原料にしており、卵を一切使用していないんだとか! ぜひ、販売してほしい!

御客屋

熊本名物「馬刺し」は、低カロリーなうえ、鉄分・カルシウムが他の肉に比べ数倍あり、臭みもない新鮮な品だそう。熊本に来たからには、ぜひ食べてみたい一品ですよね。特に女性にはうれしい栄養価の高い一品です。

御客屋

「森のポタージュ」。きのこ類のポタージュで、こちらもとってもおいしかったです。御客屋の野菜は本当にどれも風味が強く、おいしい!

御客屋

自家製の「ゆずスカッシュ」600円と、「梅スカッシュ」600円。
どちらも大人気のドリンクメニューで、1日1杯以上はオーダーが入るのだそう。季節によって、その時々の旬の果実でシロップを作るので、次はどんなドリンクメニューに出合えるのか楽しみですね。

1日のスタートは、味良し!ボリューム良し!栄養満点の和朝食から

御客屋

朝食は、地元食材をふんだんに使った和朝食です。
人気なのは、納豆と馬肉のたたきを合わせた郷土料理「桜納豆」です。朝から馬肉を食べられるなんてこの上ない贅沢ですよね。 また、「つけもの名人」と呼ばれているベテランスタッフさんが漬け込む香の物も、ご飯のお供として最高でした。

黒川温泉のお土産を買うなら、御客屋オリジナル商品がオススメ!

御客屋

ちなみに、フロント横には土産物スペースがあります。ここでは御客屋オリジナルの商品の他、地元の特産や加工品を販売しています。お土産にオススメしたいものばかり。もちろん自分用にも買って帰りたい商品が多数並んでいます。

御客屋

こちらは、人気の「農おこめクッキー」1袋600円。
種類は、あまおう苺、にんじん、ほうれん草、レモンピールチョコの4種類。
自家農園で収穫したお米と、地元小国の野菜や熊本レモンを使って作ったクッキーで、小麦・卵不使用、無添加無着色。優しい食感で、素材の味がしっかり感じられます。子どもにも食べさせたいクッキーです。お手頃なので、お土産にもいいですね。

御客屋

「無添加手仕込み 総料理長特製 ソース3種」1500円。(単品各600円、米ポン酢のみ450円)
ソースは、“5種の香味野菜のソース”、“にんにく味噌だれ”、“純玄米ポン酢”が入っています。厳選した素材と、無添加・手仕込みにこだわりぬき、旅館のスタッフみなさんで試行錯誤を重ねて作り上げた商品です。
それぞれ、お肉はもちろん野菜や炒め物にも重宝する万能ソース。
実は、夕食にも使用されていたソースなので、旅館の味が家庭でも味わえるのはなんともうれしい限りですね!さっそく自宅で使いまわしております。

【まとめ】

御客屋

さて、1泊2日の御客屋での滞在でしたが、一番心に響いたのはスタッフさんたちの丁寧な接客でした。
女将さんはじめスタッフさんの質の高い接客サービスは、全てにおいて真心が感じられ、真の“おもてなし”を体験できる貴重な滞在となりました。
必ず再訪したいと思わせてくれるステキなお宿なので、黒川旅行を計画中の方は、ぜひ、御客屋さんを目的のひとつにしてみてくださいね。

歴史の宿 御客屋(れきしのやど おきゃくや)

[TEL]0967-44-0454
[住所]熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6546
[定休日]なし
[チェックイン/アウト]チェックイン/15時~、チェックアウト/~10時
[料金] 1泊2食付き/1万7600円~
[駐車場]13台
[アクセス]大分自動車道日田ICより60分
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